オクムラ宅
『さくらんぼ畑 四幕の喜劇』
出演
石本径代
日野あかり(アンティークス)
藤田早織
古村勇太(T1project)
鈴木克昌
植田祥平
室田渓人(劇団チャリT企画)
SaChan
村上佳久
渡邊百桃
家田三成
横手慎太郎(シンクロ少女)
作
チェーホフ
翻訳
堀江新二
ニーナ・アナーリナ
(群像社刊・『さくらんぼ畑 四幕の喜劇』)
演出
奥村拓
協賛
群像社
協力
アンティークス エコーズ ココロプロモーション
劇団チャリT企画 シンクロ少女 T1project
会場
ギャラリーしあん
住所:〒110-0015 東京都台東区東上野1-3-2
タイムテーブル
2014年9月
19日(金) 19:00
20日(土) 12:00 / 17:00
21日(日) 12:00 / 17:00
22日(月) 休演
23日(火・祝) 12:00※ / 17:00
24日(水) 19:00
25日(木) 休演
26日(金) 19:00
27日(土) 12:00 / 17:00
28日(日) 12:00
※堀江新二先生によるアフタートークあり
チケット
前売 2,500円(全席自由・税込)
当日 2,700円
高校生以下 1,000円(要学生証提示)
企画・制作・宣伝美術
オクムラ宅
ご予約・お問い合わせ:okumurataku@gmail.com
(※メールでご予約の際は
お名前・ご来場日時・枚数を明記ください)
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フライヤー 表
フライヤー 裏
世の中が大きく変わりゆくなかで、
長い間、生活と心のよりどころとなってきた
領地のさくらんぼ畑が売りに出された。
やがて屋敷を去る日が訪れ、
木を切り倒す音が響きはじめる……。
百年先の人間の運命に希望をもちながら、
目の前にいる頼りない人たちの日々のふるまいを
描き出すチェーホフの代表作を、
いま新たな翻訳で日本の読者に投げかける。
『さくらんぼ畑』(桜の園)とは
劇作家アントン・チェーホフによる最晩年の戯曲。
1903年に書かれ、1904年にモスクワ芸術座で初演された。
最後の劇作品で、『かもめ』、『ワーニャ伯父さん』、『三人姉妹』とともに
「チェーホフ四大戯曲」と呼ばれる。
2014.09.12
・9月23日(火・祝)12時の回終演後、翻訳者の堀江新二先生によるアフタートークが開催されます。
2014.09.22
・全ステージ満席となりました。
2014.09.23
・28日16時の回に追加公演が決定致しました。
・『桜の園』の初演とチェーホフの没年にちなんで9月22日(月)の「19時04分頃」(手動なので前後するかもしれません)に各ステージ2席ほど追加致します。予約フォームよりどうぞ。Tel、Mailはタイムラグが発生するのでおすすめしません。
チェーホフはしきりに『さくらんぼ畑』の出来を心配しています。
「僕の文体が全てにおいて古くなっている気がする、心配だ」
「僕の書く一行一行は役に立たず、無意味に思える」
「サーニンは(この戯曲を)気に入らないだろう」
「僕の戯曲について、何の期待も持っていない。つくづくうんざりした」(いずれも妻オリガ・クニッペルへの手紙)
同時にこうも記しています。
「僕の戯曲は、どんなに退屈だとしても、何か新しいものがある気がする」(同上)
確かに『さくらんぼ畑』は退屈なお話だと言えるかもしれません。一読しただけでは喜劇とは思えません。事件らしい事件や、ドラマティックな人物関係はありません。
けれど僕は、チェーホフの言う「何か新しいもの」の存在を疑っていません。退屈さを許容した先に、なんだかおもしろいものが描かれているような気がするのです。素敵な俳優が集まりました。きっと「何か新しいもの」を、見つけられる気がしています。
奥村拓
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